ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

オルタナティブ教育の紹介(ダルトンプラン教育 、モンテッソーリ教育 、イエナプラン教育 、フレネ教育、シュタイナー教育)

こんにちは。
今回は、オルタナティブ教育について紹介させてもらいたいと思います。
前回の記事では、オルタナティブ教育の一つであるイエナプランについて説明させてもらいました。
イエナプランについて調べている間に、他のオルタナティブ教育にも興味が出てきました。
そこで今回は、簡単にですがオルタナティブ教育全般について書いていきたいと思います。

オルタナティブ教育を知れば、教育関係に興味がある人は、少し違う見方で学校教育を考えることができるのではないかと思います。

オルタナティブ教育とは
オルタナティブ教育の利点、問題点
オルタナティブ教育の広がり
⑷代表的なオルタナティブ教育

オルタナティブ教育とは
オルタナティブ教育とは、伝統的な教育とは異なる、さまざまな思想や方法を取り入れた教育のことです。
画一的な教育ではなく、子ども個人を尊重して、子どもが本来持っている探求心に基づいた活動を促し、自律的・主体的に学習や行事が展開されるような教育がオルタナティブ教育です。
オルタナティブ教育の場では、教師は一方的に知識を伝授するような立場ではなく、子どもをサポートするスタッフといったイメージです。

オルタナティブ教育やオルタナティブ・スクールと言っても、いろいろな種類があります。
アメリカなどで盛んな、学校で受ける教育を家で学習するホームスクールようなものも、今までのスタンダードとは異なるという意味で、オルタナティブ教育に含めることもあるようです。
慶應通信の学びなども、ある意味オルタナティブな教育と言えるかもしれません。

将棋の藤井聡太四段が受けていたことで注目された「モンテッソーリ教育」や人気俳優の斎藤工さんが学んでいた「シュタイナー教育」などが、代表的なオルタナティブ教育です。
まだ、日本ではなじみのない人も多いと思いますが、世界ではかなりメジャーな教育として確立しています。

オルタナティブ教育では、カリキュラムも一切なく、スタッフが見守る安全・安心な環境の中で、生徒たちは自分の好きなことをやって過ごすような運営が行われる学校もあります。
価値観が多様化している昨今、与えられた課題をこなすだけの人材ではなく、創造力と感性が必要とされる時代になりつつあります。
個性を尊重し、体を動かしながら学ぶ体験型学習が多いオルタナティブ教育に改めて注目が集まっているみたいです。

オルタナティブ教育の利点、問題点
オルタナティブ教育には従来の学校教育にない良い点もあります。
また、デメリットのようなものも存在します。
ここでは、そのような点について説明していきます。

オルタナティブスクールの利点】
オルタナティブ教育は、さまざまな子どもの個性を引き延ばすような教育活動が行われます。
子どもが主体となる学び、自発的学習を支援することを教員は目的とします。

学校では、子どもが興味や関心を持ったことを中心に、生活のルールや学習プラン、イベントなどを子ども同士で話し合って決めていきます。
画一的な教育法ではなく、一人ひとりの個性を尊重し、基礎学習やテーマ学習を進めていくような傾向があるので、個性が強い子供でも無理なく学ぶことができます。

また、体験型学習などが多いため、手芸や工作、絵画や料理、演劇や農業などさまざまな分野に挑戦したり、研究したりするため、知的好奇心が高い子供などにも合っていると考えられます。

少人数制の編成や異年齢同級の学校も多いオルタナティブスクールでは、教師の目が子どもに行き届きやすく、また子ども自身が年少の子どもを思いやる気持ちを育んだり、子ども同士の関係の中で学びが得られたりする利点もあり、兄弟のいない子どもにもオススメです。

海外では、幼稚園から高校まで一環教育を行う学校があり、自主的に社会貢献できる人材をつくり上げている教育として、社会的に高い評価を得ています。

オルタナティブスクールのデメリット】
日本の現状におけるオルタナティブ教育の問題点は、国から認可されている学校が少ないこと、それに付随して費用が高額になることが挙げられます。

オルタナティブ教育を行う多くの学校が「学校教育法第一条」で定められた学校ではありません。
そのようなオルタナティブスクールに通っていても、法的には不登校の扱いになってしまい、卒業資格を取得することもできません。
ただ少数ですが、私立学校として認可されているオルタナティブスクールもあります。
地域によっては、一定要件を満たしていれば指導要録上は地元校でも出席扱いとなり、卒業資格を得ることができる場合もあるみたいです。

学校として認められないことに付随した問題として、公教育として国の費用で学校運営が行えないという問題点があります。
日本のオルタナティブスクールは私立学校なので、費用が高額になります。
オランダなどでは、公立、私立問わず学校教育は無償です。
日本でも、今後少しずつ費用負担が軽減される方向になると言われていますが、現時点では公立校に比べれば費用が高額になります。

日本では、モンテッソーリ教育などは小学校受験の準備の早期教育というイメージが強いです。
受験目的の幼稚園が、モンテッソーリ教育の一部のカリキュラムを取り入れてますが、国の認可を受けた小学校や中学校はまだないというのが現状です。

また、他のオルタナティブ教育を取り入れている小・中学校はあっても、高校まである学校が少なく、一貫した教育を受けられる体制が整っていないことも問題点の一つです。

現在、イエナプラン教育を取り入れた学校が日本でも開校準備されています。
今後もそのような学校が増えていくことを期待しています。

オルタナティブ教育の広がり
オルタナティブ教育は、世界の中ではメジャーな存在となりつつあります。
すでにオルタナティブ教育を受けて、さまざまな分野で活躍している人も多く存在します。
日本においても、オルタナティブ教育を取り入れる家庭が徐々に増えつつあるみたいです。
シュナイター教育やモンテッソーリ教育などのメジャーなオルタナティブ教育の主な出身者をあげるだけでも、その拡がりがわかります。

モンテッソーリ教育
バラク・オバマビル・ゲイツジェフ・ベゾスAmazon創始者)、サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジGoogle創始者)、ジミー・ウェールズwikipedia創設者)、ウィリアム王子とヘンリー王子、ヘレン・ケラーアンネ・フランク藤井聡太棋士

シュタイナー教育
ミヒャエル・エンデ(小説家「モモ」「ネバーエンディングストーリー」)、ケネス・シェノルト(アメリカンエキスプレスCEO)、F・A・ポルシェ(ポルシェデザイナー)、ロビン・ファン・ペルシー(サッカー選手)、ミゲル・R・フォーブス(起業家)、ジェニファー・アニストン(女優)、サンドラ・ブロック(女優)、ハリソン・フォード(俳優)、クリント・イーストウッド(映画監督)、ポール・ニューマン(俳優)、斎藤工(俳優)、村上虹郎(俳優)

今後、オルタナティブ教育が日本でも普及して、多くの子どもたちがオルタナティブな教育を受け、社会に出て活躍していくことが考えられます。
そのためには、人々のオルタナティブ教育に対する認識の変化や、国の財政や法整備など政策面の対応も必要になってくると思います。

日本のオルタナティブスクール一覧/不登校はもう古い!フリースクールや学校以外の選択 | AI-am

世界中で大注目の「オルタナティブ教育」を知っていますか? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

⑷代表的なオルタナティブ教育
ここでは、世界で最もオルタナティブ教育が普及していると言われるオランダで主に取り入れられている、5つのオルタナティブ教育について簡単に紹介したいと思います。

ダルトンプラン教育
モンテッソーリ教育
③イエナプラン教育
④フレネ教育
シュタイナー教育

ダルトンプラン教育
【成立時期】1908年
創始者】ヘレン・パーカースト(米)
【理念、考え方】責任のある自由・自立・共同の三要素を重視する。支援的な教員。
【授業の方法】短いインストラクションと自立学習。日・週・月などの期間ごとの個別の課題を教員と生徒の契約で達成させる。生徒が自分で学習の時間配分を考える。
【学級編成】同年齢の学年クラス
【理科社会の教育】どちらかというと、科目に分化して教える傾向が強い。

ダルトンプランは、1908年、アメリカのヘレン・パーカーストが提案した教育法です。
パーカーストは当時の画一的な学校教育の弊害に対する試みとして、一人ひとりの能力、要求に応じて学習課題と場所を選び、自主的に学習を進めることのできる「ダルトン実験室案」を提唱しました。
1919年、マサチューセッツ州ダルトンという町にそのプランに基づいた小さな学校を創設しました。
ダルトンの教室は、その教育が子どもたち一人ひとりの知的な興味や旺盛な探究心を育てるものだったので「子どもの大学」と命名されました。
その後、1922年にニューヨークのセントラルパーク近くの住宅街に移設されて以来、幼児から高校生までの一貫教育の場として数多くの人材を世に送り出してきました。

ドルトンプラン教育とは | 河合塾も国内で2校展開 - Educedia(エデュケディア)

モンテッソーリ教育
【成立時期】1907年
創始者マリア・モンテッソーリ(伊)
【理念、考え方】それぞれの子どもの内発的な発達を重視する。支援的な教員。
【授業の方法】多種多様の、具体的な教材・教具を用意して子どもの発達を刺激する。年齢ではなく、個別の発達のテンポに合わせる。
【学級編成】異年齢混合クラス(3−6歳、6−9歳、9−12歳)
【理科社会の教育】コスミック教育という独自の総合教育プログラムを持つ

モンテッソーリ教育は、イタリアのマリア・モンテッソーリにより始められた教育法です。
子どもは様々な能力の獲得に最適な「敏感期」があり、子どもの知的好奇心が自発的にあらわれ夢中になって何かの作業を行うような自由な環境を整えることを大切にします。
GoogleFacebookAmazonの創業者、アメリカ大統領など、数々の有名人が受けたことでも知られています。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力をもっている。したがって保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」というものです。
独自の教材を使い、暗記にたよらず、文字や数を手で触ったり、見たり、聞いたり、感じたりしながら感覚で覚える教育を推進しています。

モンテッソーリ教育とは - Educedia(エデュケディア)

③イエナプラン教育
【成立時期】1924年
創始者】ペーター・ペーターセン(独)
【理念、考え方】子どもの自発的な学びへの関心、共同性を重視する。支援的な教員。保護者の参加を奨励。
【授業の方法】サークル対話。科目別ではなく、異なる型の活動(学習・遊び・サークル対話・催し)をリズミカルに循環する時間割。年齢の違う子ども同士の教え合いの機会を設ける。
【学級編成】異年齢混合(4−6歳、6−9歳、9−12歳)
【理科社会の教育】ワールドオリエンテーションという総合教育プログラムを持つ。

イエナプラン教育は、ドイツで始まり、オランダで発展した教育法です。
3学年ミックスのクラス分けをする異年齢同級の編成です。
教室をリビングルームに見立て、車座になっての話し合いを行う学習スタイルが中心になっています。
科目ごとの時間割はなく、子どもたちのリズムに合わせて、対話、学習、遊び、行事、、、というふうに活動を循環させて学校生活を送っていきます。
また、インクルーシブな教育を目指していて、ハンディキャップを持つ子どもも積極的に受け入れ、共に成長していける環境づくりを目指しています。

イエナプラン教育とは | 子どもの幸福度世界一のオランダの教育 - Educedia(エデュケディア)

④フレネ教育
【成立時期】1935年
創始者セレスティン・フレネ(仏)
【理念、考え方】それぞれの子どもの独自の認知・経験世界を重視する。人間形成における労働の意味の重視(社会主義的傾向)。
【授業の方法】サークル対話、戸外授業、個々の子どもの自由作文と新聞作り(印刷による共有)自由作文の内容を題材とした共同学習。
【学級編成】異年齢、同年齢共に有り
【理科社会の教育】戸外観察・探究・共同作業などを含む総合教育。

フレネ教育は、フランスのセレスタン・フレネによって始められた教育法です。
ベルギーでは最もポピュラーな教育方法になっています。
フレネ教育の特徴である自由作文と印刷は、創始者のセレスタン・フレネが南フランスの学校に赴任した際、学習意欲が下がっている子どもたちが、散歩の時間には生き生きとし、様々な物事に興味を示したことに気づきを得て始められました。
フレネ教育では、自由作文を作成し、印刷して教科書にすることで学びを深めます。
一斉授業ではなく、自分で決めた活動計画表に沿って学びます。
クラスは少人数で異年齢ミックスであることが多いみたいです。
フレネ教育は子どもにアウトプットすることを意識づけることで、学びを深くしていくところに利点があると考えられます。

フレネ教育とは | 時間割が無い・作文と対話を重視 - Educedia(エデュケディア)

シュタイナー教育
【成立時期】1919年
創始者ルドルフ・シュタイナー(独)
【理念、考え方】頭(知的発達)と心(情動的発達)と手(芸術・技能的発達)の3者のバランスのとれた発達。独自の人間発達観(7年周期説)
【授業の方法】7年間担任持ちあがり制。演劇、芸術創作活動、手作業の重視。オイリュトミー等独特の体動教育。ただし、授業には一斉授業形式がかなり残る。
【学級編成】同年齢の学年クラス
【理科社会の教育】科目分化的傾向があるが、一定期間一つの科目を継続して行う期間授業の形式がある。

シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提案した教育方法です。
小学校に上がるまで文字を教えたり、特定の教材を使ったりするような早期教育は行わず、子供の感性や自主性を重んじる教育です。
シュタイナー教育では、教科書を使わない、テストをしない、芸術を大切にする、同じ科目を数週間つづけて学ぶ、といった特徴があります。
そのほかの特徴として、人間の成長には7年ごとに節目があると考え、それぞれの時期にあった課題を設定していること、人間の本質を、身体、心、精神、に分けて理解していること、子どもの気質を大きく4つに分けて特質に合ったアプローチを取ること、なども挙げられます。

シュタイナー教育(ヴァルドルフ教育)とは - Educedia(エデュケディア)

以上簡単にですが、オルタナティブ教育について紹介させてもらいました。

オルタナティブ教育は、まだ日本での認知度も低く、偏見の目で見られているような部分もあると思います。

各界で活躍されている著名人もいますが、そのような人物を輩出するだけに、オルタナティブ教育の意味があるとは思いません。

さまざまな個性を持った、子どもたちが、自分たちのペースで、自分に合った方法で学べるということに重要な意味があると思います。
そのような教育によって、子どもが学ぶことを楽しみ、一人一人の能力が最大限に引き出されれば、なお良いことだと考えます。

また、他者の個性を認めることで、排除や差別といったことをなくし、話し合いを主体とすることで民主的な能力を養うことができるという部分が、オルタナティブ教育に期待されることだと思います。

これから日本でも、今までの通信制高校フリースクールのように、消去法的な選択肢ではなく、積極的な選択肢の一つとしてオルタナティブ教育を取り入れた学校が普及していけばと願います。

調べてみて、個々のオルタナティブ教育についても関心が増しました。
そのような教育も含めて、違う価値観による教育なども今後研究してみたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【参考文献】
リヒテルズ直子、苫野 一徳共著『公教育をイチから考えよう』2016 日本論評社
リヒテルズ直子著『オランダの個別教育はなぜ成功したのか』2006 平凡社
オランダで普及している「イエナプラン」教育から学ぶ、21世紀にふさわしい全人教育の形 — Future Edu Tokyo
日本イエナプラン教育協会 | イエナプラン教育とは | イエナプラン教育の起こり
「オルタナティブ教育」学力だけでなく人間性を磨く教育法とは | 東京(広尾・自由 が丘)の幼児教室ならGymboree(ジンボリー)
オルタナティブ・スクールの種類と内容 | 青空ホームスクール
ウィキペディア - Wikipedia

慶應通信の学びからみたイエナプラン教育(オランダの教育制度)と日本の学校教育

こんにちは。
今回は、イエナプラン教育について調べたことを報告したいと思います。
イエナプランとは、100年程前に、ドイツで考案された教育実践方法です。
はじめに、イエナプランの内容が、どのようなものか紹介したいと思います。
現在、イエナプラン教育が最も普及している国は、オランダです。
オランダは、2013年にユニセフが発表した「先進国における子どもの幸福度調査」で総合1位になっています。
子どもの幸福度が高いオランダ自体の教育制度は、どのようなものかを続けて説明していきたいと思います。
そして、そのようなオランダの教育からみた、日本の学校教育について最後に考察してみます。
1万字を超えて長くなりますが、教育、教職などに興味がある人には是非読んで欲しいです。

⑴イエナプランの成り立ち
⑵イエナプラン教育の特徴
⑶オランダの教育制度
⑷日本の学校教育
⑸最後に

⑴イエナプランの成り立ち
イエナプランとは1924年にドイツの教育学者ペーターゼンが考案して、イエナ大学における実験校で取り入れた新しい教育実践方法です。
1926年にその教育実践の考えが『小さなイエナプラン』として発刊されました。
ペーターゼンがイエナプランを考案した背景には、当時大量の留年生を出していたドイツの教育制度に対して疑問を呈していたということがあると考えられています。
ドイツで生まれたイエナプランですが、本国ドイツではあまり発展しませんでした。
第2次世界大戦後、東ドイツの領土になったイエナ大学では、政治体制の変化によって自由な教育は抑圧され実験校は廃校になりました。
その後も、ドイツではあまり受け入れられなかったイエナプラン教育ですが、1960年代以降にオランダを中心として普及していきました。
オランダでも1970年代以降、大量の落ちこぼれと言われる生徒(オランダは小学校から留年があります)が発生していました。
当時の画一一斉教育へ疑問を抱いている教育関係者が多く存在していて、イエナプランなどのオルタナティブ教育はそのような人々から興味を持たれ発展していきました。
オランダにおいて、イエナプランを発見して広めた人物は、スース・フロイデンタールというオランダ人の女性です。
教育関連の仕事をしていた彼女の精力的な活動によって、イエナプランはオランダ国内で広がりを見せました。
彼女の夫は著名な数学者です。夫の考案した「リアリスティック数学」と呼ばれる、実物や体験を重視した教育法の考えが、スース・フロイデンタールの教育思想に影響を与えた言われています。
ちなみに夫のハンス・フロイデンタールはユダヤ教徒です。ユダヤ人は知的な仕事についている人が非常に多いです。
ユダヤ人の子どもは3歳から旧約聖書を読み出すなど、その教育方法がとてもユニークみたいでまた機会があれば調べてみようと思っていました。
またこのブログでも紹介したいと思います。

現在オランダでは小学校全体の3%にあたる220校以上がイエナプラン教育を取り入れています。
日本でも2019年に初のイエナプラン校が長野県に開校されるみたいです。
佐久穂町イエナプランスクール設立準備財団
今後、日本でもこのような教育実践が広がっていくことが楽しみです。

⑵イエナプラン教育の特徴
イエナプラン教育の特徴は、個別教育、異年齢学級編成、対話重視の教育、インクルージョン教育などがあります。
その内容は、イエナプランが考案された当時から現代においても主流である伝統的な画一一斉のような授業と一線を画す内容となっています。
画一一斉授業とは、みんなが同じ内容を、同じペースで、先生が黒板の前で話しているのをじっと聞いて学習していく、いわゆる普通の授業です。
イエナプランでは、そのような形態の学習ではなく一人一人の発達に沿った、個別の学習が行われています。
ここでは、そのようなイエナプラン教育の内容や特徴について、10項目に分けて説明していきたいと思います。
それぞれの項目は単独で存在するわけではなく、互いに重なり合う内容もあります。

①異年齢同級のファミリーグループ
②個別学習
③社会と同じ状況としての学校
リビングルームとしての教室
⑤サークル対話
⑥ワールドオリエンテーション
⑦「対話、遊び、仕事、催し」4つの循環(科目によらない時間割)
⑧静かな学びの場(ブロックアワー)
⑨ペダゴジカル・シチュエーション
⑩学校職員のチームワーク、保護者との協力的な態度

①異年齢によるファミリーグループ
イエナプラン校の学級編成は、異年齢による編成が基本です。
通常、3つの年齢のグループ(4-6歳、6-9歳、9-12歳)から構成されています。
子どもたちは、3年間同じ教室で、同じグループリーダー(担任の教師)の下、年少・年中・年長の3つの立場を経験し、それを繰り返しながら小学校を卒業していきます。
兄弟関係に似たような、年齢差による立場の違いを学校において体験できるようになっています。
異年齢同級のような制度では、全員が同じ年の場合に起こりがちな、できる子・できない子の固定化を防ぎ、子どもの個性や真の意味のリーダーシップが生まれる、という利点も指摘されています。

②個別学習
イエナプランでは、子どもたちは個人的な週間目標などを設定して個別に計画を立てて、自立的に自分のペースで学習を進めます。
そのため授業についていけないことや、分かっていることをくり返し聞くようなこともなく、個人のペースで新しいことに挑戦できます。
イエナプラン教育では、教師が子どもたちの性格や発達に応じた個別の対応ができる環境が整いやすくなっています。
例えば、異年齢が同じクラスにいるので教え合いが起こりやすいため、教師の指導の時間が短縮され、発達に障害があるなど、本当に助けが必要な子どもに多くの時間を割くことができます。
また、異年齢学級によって、教師は子どもの異質性に注目せざるを得ないので、個別の対応をより意識するようになります。

③社会と同じ状況としての学校
イエナプラン教育では 、異年齢学級を採用して社会と同じような人間関係を構築して、その中での社会性の発達を重視しています 。
年長者、年少者、その中間という年齢の違いはヨ ーロッパにかつて存在した職人集団の関係「職人(マイスタ-)、見習い、熟練者」の関係を模したものです。
毎年子どもたちが異なる立場を経験することになり、社会に出ていった時に人間関係を形成する準備になると考えています。

リビングルームとしての教室
イエナプランの学校では、教室をリビングルームのような存在と考え、学級の担任をグループリーダーと呼びます。
教室の内装や備品は、教員と生徒が話し合いながら配置などを考えていきます。
異年齢の子どもたちが共に座る席、グループリーダーの机、読書用のソファーや、デジタル機器を使えるスペースなどが教室には配置されています。
また、共同で作業をする場として、教室の中心に作業テーブルがおかれることが多いみたいです。
教室の机などは、動かしやすい軽い材質を使い、みんながいつでもサークルに座って話し合いができるようなっています。

⑤サークル対話
教室での学習活動の多くは、サークル対話という子どもが円になって向かい合う形式で行われます。
サークルには、特定のテーマを決めずに自由に話合うオープン・サークル、前もってグループリーダーや一定の子どもが話題を準備した準備サークル、グループリーダーが何かをみんなに伝えるためのサークル、何かを一緒に見たりそれについて話し合ったりするサークル、観察サークル、報告サークル、自由作文の朗読サークル、テーマ学習サークルなど多様な形態が存在します。
サークルには、グループリーダーも加わり、子どもたちの対話を補助します。

⑥ワールドオリエンテーション
イエナプラン教育では、理科・社会科といった区別がないワールドオリエンテーションという総合学習を中心的な学びと考えています。
ワールドオリエンテーションについての考え方、教材、教育方法、カリキュラムは、オランダで特に発展しました。
年間およそ8-9のテーマを決め、学校全体で同じテーマに取り組みます。
テーマは、7つの経験領域と時間、空間について、循環的に取り上げられます。

【7つの経験領域】
・作ることと使うこと(労働、消費、持続可能性など)
・環境と地形(人の棲息、植物・動物の棲息、住まいとしての地球宇宙環境など)
・巡る1年(1年の中の月日、お祝いや催し、学校の1年など)
・技術(建設、機械と道具、大きなシステム、原料とエネルギー、技術をどう使う、など)
・コミュニケーション(他の人と、自然と、また、自然の中で、他の国の人と、など)
・共に生きる(社会に帰属する、共に生きるために、共にひとつの世界を、など)
・私の人生(私、人々、大人たちなど)
【時間】
自然の中で時間を測る、時間を使う、時間について哲学する、循環する時間、線形に続く時間など
【空間】
空間を意識する、空間の価値を認めその使用について考える、空間を考慮した思考を発達させる、空間の計測の仕方、空間の表し方(図で、地図で、模型で)、空間と共同社会、空間と自然、空間と時間、空間について哲学するなど

学習テーマは、各年齢集団にふさわしい内容を選び、取り組みます。
たとえば、『地形と環境』で、動植物の棲息について取り上げた場合、その期間、低学年グループは、<冬の野鳥>を取り上げ、中学年グループは<冬木の枝>、高学年グループは、<冬眠動物>を取り上げる、といった感じです。

基本的に、テーマである対象物に対する子どもの問いかけを学習の出発点とします。
グループリーダーが補助役になり、子どもたちは自分たちで立てた問いを整理して、解決の手順を話し合い、計画して学習を進めていきます。
サークルを作った話し合いを、クラス単位、小グループ単位で繰り返します。
自分の観察だけではなく、他の子どもの観察を通じても、知見を広げ、自他の違い、共同の仕方を学ぶ場を与えることも、ワールドオリエンテーションの重要な役割です。

⑦「対話、遊び、仕事、催し」4つの循環する活動
イエナプラン校では、科目ごとの時間割はありません。
対話、遊び、仕事(学習)、催しという4つ活動を、子どもの自然なバイオリズムに合わせ、循環させる時間割を作ります。
対話とは、先程説明したサークル対話による活動です。
遊びは、子どもが音楽に合わせて体を動かして感情を表現したり、演劇作りをするといったものから、教育学上の効果を期待したゲーム遊びなどのことです。
仕事(学習)は、課題を意識してそれを達成するための活動で、個別に行う自立学習と共同学習の形態があります。
催しは、一般的な祝祭のほか、その学校の特別の行事、子どもやグループリーダーの誕生日、などのほか、毎週週末の最後の時間を1時間ほど利用して行うミニ学芸会があります。

⑧静かな学びの場
イエナプラン教育では、子どもが静かに深く考える時間を大切にしています。
そのため、ブロックアワーといわれる自立学習の時間などを利用して、他の子どもの邪魔をせずに、静かに学ぶ環境を子どもと共につくります。
ブロックアワーとは、2時限分の授業時間を使った自立学習の時間です。
この時間中、子どもたちは、自分の机につい立てを立てたり 、ヘッドフォンで音楽を聞いたり、自分に合ったさまざまなスタイルで学習を進めます。
また、イエナプラン校の教室では、教師は大きな声で支持するようなことはないです。
教師と子どもの距離が近いので、子どもから教師へ大きな声で問いかけるようにこともありません。
共同学習や、サークル対話などの積極的に発言するような場と、静かに学習する場の両方の時間を大切にしてバランスをとっています。
静かな学びの場の尊重は、子どもたちが、自分自身で答えのないような問いに対して向き合う訓練の場にもなっています。

⑨ペダゴジカル・シチュエーション(教育学的環境)
イエナプランでは、教師が一方的に教え、子どもが一方的に受身に習うという教育・学習形態を否定します。
教員の重要な役割は、知識伝達ではなく、子どもが、自発的に学びたいという意欲を持つようになるための環境づくりです。
例えば、教室をリビングルームとして、安心し、快適な場として整えることや、子どもの性格やテンポに合わせて、多様な教材を用意することなどが教師の役割です。

⑩学校職員のチームワーク、保護者との協力
イエナプランの学校では、学校全体の活動なども多いため、学校職員間で協同して話合い計画を立てるような場合が多いです。
また、保護者が積極的に学校運営などに関わることも多いです。学校は保護者に対して、学校のことについてオープンな姿勢が取られています。

イエナプラン教育では、子どもたちが、それぞれのペースで、お互いに助け合いながら成長していけるような学習環境が整えられているという特徴を持っています。

⑶オランダの教育制度
イエナプランに代表されるようなオランダの教育制度の特徴は「自由、選択、個別、共同」といったキーワードで表せると思います。
日本の教育制度、環境とは違う側面も多いです。
ここでは、オランダの教育制度についていくつかの特徴を挙げて説明していきたいと思います。

オランダの小学校では宿題がありません。
塾もありません。
勉強は、学校で、時間内にやるものであるという考えがあるからです。
家でも勉強できると思うと、学校にいる間に自分で設定した課題を責任を持ってやらないようになるといった考えがオランダでは持たれています。

オランダでは、教科書検定の制度がないです。
各学校が自校の生徒の性質にふさわしいと考えるものを選んで購入しています。
もし教材としてふさわしくないと思われるものが見つかったり、教科書の内容が時代遅れだと感じたりすれば、親が学校に苦情を言うことができます。
内容が偏向的だとか差別的、法に反しているなど社会的に問題のある教材であることがわかれば、教育監督局に苦情を申し立てることもできます。
オランダでは、教科書に対する自由が広く保障されています。

オランダには、原則として学区にあたるものがありません。
オランダの各地域には、いくつかの学校が存在することが普通です。
複数の選択肢の中から、生徒が保護者とともに通う学校を選んで決めるのがオランダの基本的な考え方です。
子どもが住んでいる地域の学区により通学する学校が一つだけに決まっている日本とは異なります。
オランダでは、宗教的な価値観に基づく教育理念の違い、オルタナティブ教育などの子ども観や教育理念に基づく教育方法の違いなどによって選択肢が存在しています。
このような学校選択の自由が、オランダでは約100年前から保障されています。

オランダでは公立私立問わず費用に関しては、いずれも無償です。
オランダの教育の自由には「理念の自由、設立の自由、方法の自由」の3要素が含まれます。
宗教的価値観、教育理念に基づき一定数の生徒を集めれば、教会や市民団体が学校を設立できます。そして、それぞれの教育理念に基づいて、学級編制や教材、時間割などを選択して公立校とまったく同じ公教育費を国から受給して運営することができます 。
したがって、公立校、私立校のいずれを選んでも学費は無償となるため 、保護者や子どもには多数の選択肢が保障されることとなります。
また、オランダの中等学校ではモンテッソーリコースやイエナプランコースが併設されている学校もあります。
普通コースに入学してきた生徒でも、様子をみて、併設されたオルタナティブ系のコースへ移るよう教員が助言することもあります。

オランダでは、インクルーシブ教育という考えを大切にします。
インクルーシブ教育とは、障害を持った子どもや、多様な宗教、国籍の子どもたちが違いを認め合いながら共に生きていける力を育む教育です。
例えば、オランダの学校では障害を抱えた子どもが普通校で学びやすい制度が存在します。
2000年代に始まった通称リュックサック制策と呼ばれる政策です。
この制度では、障害をもつ子どもたちは、障害について、国の基準により、普通校で特別支援を受けるための追加資金を受け取ります。
この追加資金を生徒は自ら携えて(これをリュックサックに詰めてと表現することから政策の名前になった)好きな普通校を選び通学します。
その資金は当該生徒の学校生活のために当てられます。
例えば、補佐役の助教員を雇うための資金や点字入力ができるコンピューターの購入費などがリュックサックに詰められた資金で賄われます。
障害などの問題を抱えた子どもが多様な選択肢をできるシステムが整っています。
また、インクルーシブ教育を重要視する表れの一つとして民主主義的シチズンシップ教育の義務などがあります。
このような、インクルーシブ教育という考えが普通校でも実践されています。

オランダの教育制度は、子どもたち(個人)に多様な選択肢が存在して、自分に合った学校で、自分のペースで学べるような環境が整っているといえます。
さまざまな環境やバックグラウンドを持った子どもたちがいるという前提のもと、そのような子どもたちが共存できる学校づくりを目指してていると感じました。

⑷日本の学校教育
ここでは、個別教育を重視するオランダの教育制度から見た場合に、日本の学校教育ではどのような問題点があるのか考えていきたいと思います。

日本では学歴社会が今でも根強く残っています。
受験で成功することが人生を切り開く第一歩と考えられています。
学校で落ちこぼれたり、受験に失敗したりすることで、幸福な人生に進むことができないと感じてしまいます。
18歳の時点で、みずからに「負け組 」のレッテルを貼って意味のない敗北感をもったまま大人になっていく子どもが、日本には多く存在します。
学校教育は、そのようなことを感じるために行われるものではないと思います。

日本における学校教育の問題の一つに教科書中心主義という側面があります。
具体的には次のような6点が考えられます。
一つ目は、検定教科書の内容だけが正しいものであると考えられ、学力テストや入学試験なども、教科書に書かれているかどうかということを基準に作られているということです。
二つ目は、教科書が同年齢集団の平均的な発達を前提として作られていることです。
三つ目は、教科書の内容が現場の教師たちの考えよりも、学者の見解が優先して作られていることです 。
四つ目として、教科書を重要視することで、学習とは紙面上の知識をもとに行われるものだという思い込みが生まれてしまうことです。
五つ目に、オランダなど多くのヨ ーロッパ諸国にはない検定という縛りがあるため、教科書をつくる会社が自由闊達な発想で教科書を作ることができない点です。
六つ目に、教科書の作成、検定、採択、無償給付などにかかる費用の問題です。
日本の教科書ということを考えても、これだけの問題点が考えられます。

次の問題点として時間割、内容、方法などの画一化を挙げることができます。
日本のほとんどの学校では、科目ごとの時間割が定められています。
しかし、日本の学校における時間割などに関して、制度的に決められているわけではないです。
学校教育法施行規則には、各教科等の「標準授業時数」が定められていますが、そのために時間割を作れとか、全員一斉にやれとか、そんな規定はどこにもありません。
しかし、ほとんどの学校で、イエナプランのような科目による時間割を超えた個別の学習過程が設定されていません。
自由にできるはずの制度があるのに、慣習や先例などに縛られて、現場での子どもたちペースに合わせた学習環境が整備されていないという問題点があると思います。

次に年齢主義による、問題点に触れます。
本の学校教育では、とりあえず学校に行って授業をこなしていけば自動的に次の学年に上がることができます。
したがって、各学校の卒業時点でどんな能力が達成できたか不明であるという問題点があります。
各段階で達成すべきゴ ールが明確になっていないということです。
小学校修了 、中学校修了 、高校修了とは 、いったいどんな能力を達成できたことを意味するのかが不明です。
履修主義を取っている以上仕方ないですが、何を目的に学校に行くのでしょうか。

学力(知識をどれだけ覚えたか)テストによる子どもの競争という問題もあります。
テストは子ども個人の発達の度合いを見るためにあるべきです。
オランダにはLVSというテスト制度があります。
小学1年生(日本の幼稚園年少)から、8年生までの8年間、年に2回ずつ受ける文部省認定の共通テストで、算数(計算)と国語(スペリングと読解)の2科目のみです。
各生徒のテストの結果はコンピューターによって分析後、記録に残されます。
半年ごとに同じタイプのテストを受けることで 、教師が子ども一人ひとりの発達の経過を正確にフォロ ーしていくことが目的です。
教師は、この結果をもとに、指導法や教材を柔軟に変えて指導します。
本来テストはこうあるべきだと思います。
競争や入学選抜に使うために行うものではないと思います。
子どもたちにとっての最近接発達領域がどこであり、どこに働きかければよいか考えるためにあるべきだと思います。
ある子どもが、いずれかの分野の成績で同年齢の平均を相当に下回っていたとしても 、半年後に向上していれば 、本来問題ないはずです。
知的に遅れのある子などに対して、平均的な発達を求め、達成できない子を落ちこぼれとするようなことではなく、その子なりのテンポに合わせて発達を支援することで、伸び切れるところまで伸ばことが、子どもの最大限の発達を保障するということだと思います。

学校教育とは、ただ学力が上がれば良いのでしょうか。
フィンランドPISAでは学力に関して好成績を収めていますが、WHOやユニセフの調査では 、子どもが学校をあまり好きではないとか、生活に対する満足度が低いといった負の側面があることもわかっています。

⑸最後に
イエナプラン教育のことを知って、自分が子どもの時にあればなと思いました。
子どもの頃は、正直学校の授業がめちゃくちゃつまらなかったです。
教室で1時間座っていることが苦痛でたまりませんでした。
算数の授業の時などに、一応勉強している風に見せるために、教科書を開いてひたすら円周率を暗記していた記憶があります。
当時は50桁くらいまで覚えていました。
これまでに人生で役に立ったことはありませんが、披露するとみんなにすごいと感心されて嬉しかった記憶がありますので、一応成功体験のようなものですかね。
分かっていることをじっとして何回も聞くより、そっちの方がよっぽどマシだと思うのですが、違うページを見るなと先生に怒られていたような気がします。

自分のまわりでも学校の授業が本当に楽しかったという声をあまり聞いたことがないです。
子どもたちに聞いても、学校の中で勉強が一番好きとはなかなか言いません。
大人になってから、自主的に勉強しようと思っている人も少数派です。
学校の先生が楽しい授業を作ろうと、必死に頑張って、いろんなアプローチをしているはずなのになんでだろうと本当に思っていました。

イエナプランを調べているとその答えのヒントを少し見つけた気がしました。

現代は、無料のオンライン教材がネット上にあります。
カーンアカデミーや iTunesU、NHK for Schoolなど、優良な学習コンテンツやサービスがいまではたくさんあるので、単に個別授業であれば、それで十分です。
そんな時代において、教師は決められたことを決められた通りに教えたり学ばせたりする以上に、子どもたちの自主的な学びをどう援助していくかが重要になってくると思います。
少し違うのかも知れませんが、以前ブログで紹介させてもらったN高等学校などの考えは、教師のあり方に対する可能性の一つだと思います。

また、そんな時代に学校や学級の意義とは何であるのかということも大きな問題になってきます。
慶應通信の教職でも、そのような点は大きく取り上げ、問題視していると思います。
次回に紹介する予定のオルタナティブ教育が、今後、公教育に浸透して、選択肢となっていけば、少しは良い方向に進むのかなと思います。

長い文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

【参考文献】
リヒテルズ直子、苫野 一徳共著『公教育をイチから考えよう』2016 日本論評社
リヒテルズ直子著『オランダの個別教育はなぜ成功したのか』2006 平凡社
オランダで普及している「イエナプラン」教育から学ぶ、21世紀にふさわしい全人教育の形 — Future Edu Tokyo
日本イエナプラン教育協会 | イエナプラン教育とは | イエナプラン教育の起こり
「オルタナティブ教育」学力だけでなく人間性を磨く教育法とは | 東京(広尾・自由 が丘)の幼児教室ならGymboree(ジンボリー)

慶應通信のおける教職課程の学びとイエナプラン(オランダの教育)、音声付き教材作成

こんにちは。
もうすぐ11月ですが、慶應通信のみなさんはレポート作成など進んでいるでしょうか。
自分は、先日にブログで書いたイエナプランについて調べています。
もう一つ並行して論文・レポートの書き方についての音声教材のようなものをつくっています。
今回は、その2点について少し触れたいと思います。

【イエナプラン】
ドイツ生まれのオランダ育ち、これからの時代に求められそうな「オルタナティブ教育」の一つである「イエナプラン」について調べています。

いろいろと情報を集めて、考察してみると、イエナプランやオランダという国の教育に対する考え方が、慶應通信における教職課程の学びに求められる考えに似ている部分があるなと思いました。

あまり書きすぎると、慶應通信から怒られてしまうかもしれませが、慶應通信教職過程の教職科目(学校カリキュラム論、教育社会学、現代教師論、生活指導論、特別活動論など、、)の内容や課題、問題としている点と、イエナプランで重要と考えられていること、オランダの教育政策のあり方に共通点があると思いました。

学校カリキュラム論では「主体的、対話的学び、アクティブラーニング」について、教育社会学では「学力と貧困、階層に関する問題」生活指導論や特別活動論においては「新自由主義政策に付随した学校での問題、民主主義的市民の育成、インクルージョン教育、現代における学校(学級)の意義」などが問題となっています。
現代教師論は、そのようなことを全て含めた内容でした。
話が少しそれますが、現代教師論は、夏期スクーリングのみで履修できる科目です。
自分は、すでに単位を取得しました。
6日間に、かなりの内容を詰め込んだ授業をする先生に、ただただ感心した記憶があります。
まあ教職センターで学校の先生を育成する立場の人だからそれは授業がうまいのも当然だとも思いました。
少人数のクラスで緊張感もあり、とても充実したスクーリングでした。
いつも真剣にやっていますが、慶應通信のスクーリングで最も真剣に取り組んだ現代教師論でした。

話を戻します。
先程あげた教職科目におけるさまざまな問題を解決する鍵となる考えや方法が、イエナプランやオランダの教育にあると感じました。

イエナプランなどについて調べたものをブログで紹介したいと思い、原稿を書いているのですが、10000字を大幅に超えました。
この記事については、イエナプランについてと、イエナプランを含めたオルタナティブ教育全般についてと2回に分けたいと思っています。
とてもいい教育に対する考え方なので、みなさんにも是非知っていただきたいです。

【音声付き教材作成】
もう一つやっていることが、音声付き教材の作成です。
音声付き教材といっても、このブログにあるレポートの書き方の記事を元にして、音声付きのスライドをつくっているだけです。

最近は動画作成、編集などに興味があり、本を借りて読んだりしていて、一度何かつくってみようと思っていました。
教材作成では、ブログの記事を元にするので過去の記事を見返しています。
見返してみると、内容を修正しなければならない箇所がたくさんありました。
今からみると「なんだこの文は」と目を疑うひどい内容もありました。
中には完全に書き換えた部分もあります。
当時は自信を持って投稿していましたが、やはり何度見直しても完璧にはならないのかなと思いました。

ブログ内の記事でスライドをつくり、そこに自分の声で解説した音声をつけています。
やっていて思ったことが、書き言葉と話し言葉が違うということです。
ブログの内容をそのまま声に出して読んでみると、違和感がある部分が多いです。
そこで文章を読みやすい文に変えてみます。
読むといい感じになったので、元の文が悪いと思ってブログの元の記事を、スライドに使った文にしてみます。
ブログを読んでみます。
なんか変です。

こんなくり返しをしているうちに、やっと気づいてしまいました。
別物だということを。

それは、そうですよね。
自分はこのブログで書いているようにはしゃべらないですし、自分が普段話していることを文字に起こして書いたら変になると思います。
当たり前ですが、そんなことを気づきました。

あと話すトーンや声の大きさ、スピードなど普段しゃべる時には考えないことが気になってきます。
そんなことを考えることも、教職になった時の授業に役立つなと思いました。

こんな感じのことを先週からやっていました。
自分の好きなことを調べたりすることは楽しいなって思いました。
イエナプランのことについて書いた良書を発見した時は本当に嬉しかったです。
今回、つくった文章はすでに、慶應通信のレポート2-3枚くらい書けそうです。
なんでこんな事やってるのかなと思ったりもします。
でも、多くの子どもたちに、自分が好きで、自主的にやるこんな学びで、勉強を好きになって欲しいとも思いました。

次回はイエナプランについて調べたことを記事に書いていこうと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

慶應通信を卒業して自分が成長できたと感じること

こんにちは。
10月の科目試験が終わって1週間経ちます。
慶應通信のみなさんは、次の試験に向けた学習を開始しているでしょうか。
自分は、じっと休むのが苦手なタイプなので、科目試験が終わった直後にいつも勉強を始めてました。
新しい科目ができるので試験直後は、ワクワクしていた記憶があります。

今週は、教職課程の生活指導論の再レポートを書いていました。
この生活指導論のレポートが、慶應通信では最後のレポートになると思います。
今回のレポート作成では、新しい試みというほどではないのですが、可能な限り短い期間でレポートを仕上げてみようと思って予定を立てました。
生活指導論は、ずっと履修し続けている科目です。
基本的にテキスト中心のレポート課題なのでインプットはすでに終わっています。
そこで、3日(12時間)で完成させる計画にしました。
結果は、余裕を持って完成させることができました。
しかも、結構自信があるレポートができました。

入学当初は、再レポートでも2〜3週間かかっていたと思います。
それを考えると、とても早く完成させることができるようになりました。

振り返ってみると、慶應通信に入って成長できたなと実感できることの一つが、レポートを早く完成させることだと思いました。

内容はともかく、とりあえず形が整い、指定された字数の文章をつくる力がついたと今回のレポートを書いて実感しました。

具体的な予定は
1日目 下書き完成
2日目 推敲
3日目 形式整える、清書、印刷
のような感じにしていました。

結果は2日目に、ほぼすべて終わっていました。
そこで、今回は、自分なりに早くレポートを完成させるコツを考えてみました。

【レポートを早く完成させるコツ】

①参考文献を読み、ひたすらメモを取る
参考文献を読んで気になったこと、使えそうな場所をひたすらメモしていきます。
その過程で必要な情報が、自分の頭にも自然に少しずつインプットされていきます。

②とりあえず書いてみる
とりあえず箇条書きでもいいので書いていきます。
変な文になっても、単語の組み合せだけでもでもいいのでレポートに使えそうな文を何も考えずにかいていきます。
あとできれいな文にすればいいです。
コツは深く考えないことです。

③並べ変える
書いたものを読んでいくと、同じような内容や、論理的につながった文が出てきます。
並べ変えてみます。
レポートっぽくなってきます。
このような作業をしている間に、不要な文、自分の理解していないこと、レポートに足りない情報が見えてきます。
必要であれば、そこでもう一度文献を読んだりしてインプットしてください。

最後にですが推敲は何度もしてください。
少しの表現の違いだけでも意味が全然違うように読まれてしまい、理解していないと評価されてしまうこともあると思います。

早く完成させるコツをまとめてみます。

・まず文献を読んでメモする
・情報が集まったらとりあえず書く
・書いた文を並べかえる
・文章をきれいにする

といった感じです。
見返してみるとコツという程ではなかったです。
最後にこれだけは言いたいのですが、悩み過ぎないでください。
最初から完全なものをつくろうと思わず、何も考えずに1行でもいいので書いていってください。
文が集まると以外にいい感じになっていることがあります。

短い内容でしたが、参考になれば嬉しいです。

今回のレポートは、再提出になる可能性もありますが、これで絶対にやらなければならない勉強はとりあえず一段落しました。
これで、気になっていたことや好きなことに時間を割くことができるようになりました。

とりあえず、教育関連で気になることを調べていきたいです。
まずは、今さらとも言えますが、ずっと気になっていた「イエナプラン」について詳しく調べたいと今は思っています。
イエナプランとは「ドイツ生まれ、オランダ育ちのオルタナティブ教育」です。
本などを読んで少し深く勉強してみたいと思います。
また、何かみなさんの役に立ちそうなことがあれば紹介させてもらいたいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

慶應通信における最後のレポート

こんにちは。
今はレポートを書いています。
生活指導論の再レポートです。

卒業後は、教員免許取得を目指し、科目等履修生として、慶應義塾大学に在籍させてもらっています。
教職の勉強は、すでにかなり進んでいて、残すところは新・経済史と生活指導論の2科目です。
数ヶ月前に2科目のレポートを書き、先日科目試験を受けてきました。

新・経済史のレポートは1回で合格しました。
5000字以上という少し変わった字数指定のところを9000字書きました。
その甲斐があってか合格をいただきました。
これは本当にありがたいです。
9000字書いたので、再レポートを書くとしたらそれくらいになっていたと思います。
想像しただけで恐ろしいです。
本当に良かったです。

しかし、生活指導論は不合格でした。
したがって、生活指導論の再レポートを書くことになったのです。
生活指導論のレポートは、そもそも昨年度に一回合格してたんです。
しかも、3回も提出してやっと合格を勝ち取ったんです。
しかしです。卒業するとそれが無効になるんです。今まで合格したレポートや科目試験の結果はすべて無効、また一からやり直しになるのです。
さらに、もう一度履修のためにお金も払わなければなりません。

慶應通信では再履修という制度もあります。
再履修制度は、レポートの再提出期限内(6ヶ月)に再レポートを出さなかった場合、当該科目の学習はすべて無効になり、再度、一から学びなおしになる制度です。
複数回に分かれているレポートの一部が合格していても無効です。当該科目の科目試験に合格していても、それも無効です。
まあ、自分がレポートを6ヶ月もの間、放置していたので仕方ないとも言えると思います。

しかし、今回の自分の場合は再履修の制度に該当するケースではないですが、同じような扱いになります。
多分どこにも書いていなかったので事務局に確認してみました。

生活指導論という科目とは、本当に相性が悪いんです。慶應通信に入ってから一番相性が悪いです。
しかし、必修なので逃げることはできません。

レポートは昨年度に3回目で何とか合格しました。
しかし、卒業でそれも無効になり、新規レポートとして提出した今回のレポートは不合格でした。
レポート課題の内容はほぼ同じなのに、何でやねんと自分に戒めを与えました。

レポートは慶應通信で30科目以上出しています。
ほとんどの科目が1〜2回で合格だったのを考えると、生活指導論は相性が悪いと言えます。

科目試験に関しても、昨年度3回連続で不合格になりました。
今まで30〜40科目について試験を受けました。
不合格だったのは、穴埋めや漢字の読み書きがある慶應通信では特殊といえる法学概論の1回だけでした。
なので、生活指導論とは相性がやはり悪いと言えます。

合格した科目には、生活指導論より難解と思える課題も多数ありました。
そこで、一度冷静になって、なぜ何回も落ちるほど生活指導論のレポートや科目試験が難解なのか分析してみました。

【学習が難しいと考えられる理由】
1 内容自体が難しい
2 テキストの文章が読みにくい、理解しにくい
3 知らない分野、専門用語ばかり
4 範囲が広すぎる

生活指導論は全部当てはまらないです。
特に難解な専門用語が出てくるわけでもないし、文章自体は読みやすいです。
内容自体が難しいとも考えられないし、200ページ程度でテキストだけが試験の範囲に該当するので勉強が大変ということもありません。
レポートも基本はテキストの内容に沿う形です。
ではなぜでしょうか。

【自分の勉強が足りない】
ずっと履修しているので、当然テキストは他の科目以上に読んでいます。
少なくみても、50回は読みました。
さらに、いつもはやらないけど、まとめノートみたいなものも作ってみました。
だから勉強不足ではないと思います。

【感じる違和感】
本当になぜかと考え込みました。
その時にふと思ったのですが、いつもこの生活指導論を学習している時に違和感を感じていたのです。
テキストを読んだり、レポート書いたり、科目試験で解答していると、何か腑に落ちない感じがしていました。

今まで学習してきた科目は、勉強が進むにつれて、最初は分からなかったことや納得できない意見でも「なるほど」「まあそういう考えもあるな」「自分が浅はかでした、すいません」などと思うようになりました。
しかし、生活指導論に関してはどうしてもそうならない部分があるんです。
勉強していると「それってやっぱりおかしくないか、子どものために本当になるのか、逆に追い込むことになるんじゃないか、、、」などいろいろ頭によぎって考えてしまい集中ができなくなったりすることが多々あります。
テキストが10章あり、書いてる人が章ごとにバラバラであるということも原因にあるのかなと思いました。
まあ、他の科目でも章ごとに執筆者の違う科目はありますが。

そんなことを言っても、仕方ないっていうのは分かっています。
仕事でも、職場の方針があり自分の意にそぐわないことをするケースはあります。
もちろん教師になってもあると思います。
国や教育委員会の意向、学校の方針に従うことになるのだと思います。

でも、大学で学んでる間くらいは自分の意見も書きたいです。
人の意見も理解しつつ、自分の主張があって、それを証明するために必死に勉強する。
そういうのが学問じゃないのかなと思います。

まあ生活指導論を履修しているような段階は、人の意見を理解するという次元だと思うので、仕方ないですね。
おかしいと思ってるのに、とりあえず合わせてレポート完成させたりするのは辛いです。

【科目試験の問題文】
今回受験して、生活指導論の問題の出し方が少し変わっていたのが気になりました。
昨年度までは科目試験の問題が「、、、について論ぜよ」でしたが、今年から「、、、についてテキストの内容に沿って説明せよ」になっていました。
まあそう言われたら、テキスト通りに書くしかないから、かえって諦めがつきます。
とか思いつつ、今回も違和感を感じながら解答していました。

教職は卒業とは別に59単位も取らなければなりません。(多少重なる科目もあり)
生活指導論は教育実習等を除くと最後の2単位になります。
慶應通信でレポートを書くことも最後になると思います。ここまできたのだから、何としてでも絶対に単位をとりたいです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

久しぶりの慶應通信の科目試験(新しい勉強対策も試してみました)

こんにちは。
久々に科目試験を受けてきました。
9ヶ月ぶりです。
試験勉強はやはり辛かったけど、試験自体は少しワクワクして臨めました。

慶應通信では5年で卒業を目指していました。
そのために、試験で落ちれば大幅に予定が変わるような、きつめの計画を立てていました。
科目試験はいつも相当なプレッシャーでした。

しかし、今回はそんな重圧もなく、少しだけ科目試験自体を楽しむこともできました。

試験の手ごたえですが、まあ大丈夫かなって感じです。終わった後はいつもそれくらいの手ごたえです。
ただ今回は相性が超悪い「生活指導論」があるので油断はできません。

【科目試験後の講演会】
慶應通信の科目試験では全ての試験が終わった後に、慶應の先生による講演会が各地の会場であります。
最近の研究などを紹介してくれたりして、どの講演も興味深い内容です。

今回の講演会でも有意義な話を聞けました。
テーマは「古代地中海世界の銀行について」でした。
そんな古い時代から銀行業があるんだなと思って感心して聞いていました。

やはり古代になると史料が少ないみたいです。文字記録として残っているものが少なく、一番数多く発見されている記録は墓標に書かれていた文字らしいです。
昔は、記録媒体自体が貴重で、死亡した時くらいしかその人のことを文字に残すことがなかったみたいです。
なので、墓標にはここぞとばかりに個人の業績などを記し、時には埋葬されている人以外のことまで書いてあったみたいです。
そう考えると今の時代は、いつでもどこでも情報を文字記録として残せるし、世界中のどこの人にも即時に見てもらえ、半永久的にネット上などで保管できる便利な時代になったなと思いました。

古代ローマの銀行については、未開発のテーマのようです。
今現在出版されている書籍もなく、論文もないと先生がおっしゃられていました。
そのような発掘されてない分野がまだまだあるんだなと思いました。
古代西洋史などで卒論のネタを探している人はどうでしょうか。

【試験勉強に対する新たな試み】
試験勉強対策について少し書きたいと思います。
今回は、試験勉強も少しだけ余裕があったので新しいことを試してみました。
久々の試験勉強だったので、自分のブログを見て勉強方法調べたりして、何してんねんと思ったりしましたが、自分がやってきたことを思い出せることがブログのいい面の一つであるなと感じました。
そんな中で、試験に対する新たな取組として以下のような3つを試してみました。

①具体、例示勉強法
テキストをまとめたり、科目試験の解答練習などに使える勉強方法です。
文章を具体化して表現し、知識を深め、定着させる方法です。

要点をまとめた文章をつくり、全てに「具体的にいうと」「例えば」という具体化していく文章を付け加えていきます。
例えば「aはbである」という文を作った場合に
「具体的にいうと、cということである」
「例えば、dという事例を挙げることができる」
などの文章を付け加えます。
具体例はテキストから抜き出してもいいと思います。
このような具体例を提示するためには自分が本当にそのことについて理解している必要があります。
例を書くことで、自分の知識の定着もはかれると思います。
このような練習をしていると科目試験の解答でも評価の高くなる論理的な文章が書けるようになると思います。

この方法はYouTubeで動画を見ている時にひらめいて、自分で考えた方法です。
最近、クリエイティブな仕事をしている人、起業して活躍している人などさまざまな分野の人の密着取材や講演などの動画を見ることにハマっていました。
そのような中で、一流と言える人の特徴に
「一つのことに対する例えの数がすごい」
「ある事柄に関して反芻(抽象化と具体化、帰納と演繹)をしている回数が多い」
「仮説検証能力に長けている」
ということがあると言っていました。

事例を集めて抽象化する。そして一般化したものをまた、具体的な形にして表現する。
そのような作業はまさに論文やレポートを書くための作業ではないかと思いました。

本当に単純な勉強方法です。
一般化された文章を具体的に表現する練習です。
テキストを要約したり、科目試験の解答を作るときに、まとめた文章に具体的な内容を付け足すだけです。
文章の後に
「具体的にいうと、、、」
「例えば、、、」
という文を付け加えます。
すべての文に無理やりでもつけてみます。
やっていると変な表現が出てきたりもして、段々楽しくなってきました。
もし勉強に行き詰まったら試してみてください。

②1日を2分割する
頭が冴える時間を倍増させる方法です。
この方法は、前に一度紹介したことがある、外山滋比古さんの『思考の整理学』という本から借りたアイデアです。
この本は、言語学者で大学教授である著者が、うまく物事を考える方法やアイデアの出し方のコツを自身の経験をもとに説明していく内容です。
東大、京大で一番読まれた本という肩書きを持つ、1986年初版の超ロングセラー作品です。
それほど長くない本なので、大学で学ぶ人は一度読んでみてはいかがでしょうか。

この本に書かれていた内容の一つに「朝飯前を二度つくる」ということがあります。
著者は起きて食事ををするまでの間の「朝飯前」が一番頭が冴えると考えています。
1日2食にして、遅めの朝食をとり、その後に長めの昼寝をする。起きたらまた夕食までの間を活動に当てる。
そのようにして一番頭が冴える「朝飯前」を二度作るのです。

今回の科目試験の対策に試してみました。
ざっくり書くと

起床 6:00
勉強 7:00〜11:00(朝飯前①)
朝食兼昼食 11:00〜12:00
昼寝 12:00〜13:30

勉強 13:30〜17:30(朝飯前②)
夕食18:00〜19:00

みたいな感じです。
自分は勉強などの知的な活動に当てる時間は1日4時間と決めていました。
この方法を使うと裏ワザみたいになってしまいますが、1日8時間活動できます。
休日の何日間か、この方法で作業をしてみましたが、一気に8時間勉強するよりは確実に集中力が続く時間が長かった気がします。
みなさんもぜひ試してみてください。

③休憩は食事、風呂、家事などで
どこで誰が言っていたのか忘れてしまい、調べても見つからなかったのですが、題名の通り、休憩時間として、日常生活でやることの時間で頭を休ませる方法です。
まあ、そんなにすごい方法ではないですが、時間の有効活用にもなるかなと思います。

勉強する→集中が切れる→掃除する→勉強する→疲れる→食事する→勉強する→やる気がなくなる→風呂に入る

こんな感じの繰り返しです。
机を拭いたり、郵便ポストに行ったりするだけでも頭は休まる気がします。
まあ、勉強方法ではないですが、忙しい人は時間の有効活用として。

こんな感じで嫌いな試験勉強を乗り切りました。
みなさんは独自の勉強方法とか持っていますか。もしいい方法があれば教えてください。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

奄美大島・加計呂麻島のおすすめスポット⑶宿泊編

こんにちは。
今回は、奄美大島加計呂麻島のおすすめスポットの最終回として宿泊先編を書きたいと思います。
宿泊先は甲乙をつけるのもどうかと考えたので、1泊目から6泊目全て紹介させてもらうことにしました。
宿泊料金が3000円から5000円くらいのお安めの宿ばかりです。
宿泊費にあまりお金はかけたくないという方に参考になればと思います。

1泊目 ホテルニュー奄美
2泊目 車中泊(古仁屋港)
3泊目 民宿 南龍
4泊目 お宿 ねぷす
5泊目 名瀬港湾センター
6泊目 ゲストハウス 奄美ロングビーチ

⑶宿泊編

【1泊目 】ホテルニュー奄美
奄美大島で一番の繁華街が目の前です〜

奄美大島の中心地名瀬市街の、さらに中心にあるのがホテルニュー奄美です。
地元の人も利用するビジネスホテルです。
旅行の2日目に、大和村の大金久で地元の方が行なっていたバーベキューに飛び入りで参加させていただきました。
そこにいた一人の方も、同じ日に、このホテルに泊まっていたみたいです。
奄美大島で一番の繁華街「屋仁川通り」の目の前という立地で飲食などには不自由しない場所にあります。
大和村の方が「屋仁川通り」は鹿児島で2番目に賑わっている繁華街だとおっしゃられていました。
今回は、ホテルで引きこもっていたのでその様子を体感していませんが、食べ飲み歩くのが好きな人には良いホテルかも知れません。

【動画】奄美大島(1日目) - YouTube
【ウェブサイト】ホテルニュー奄美


【2泊目 】車中泊(古仁屋港)
〜結構つらい車中泊、場所探しはお早めに〜

2日目は加計呂麻島に渡るフェリー乗り場、古仁屋港の近くで車中泊をしました。
レンタカーは軽4だけど広さ的には十分でした。
ただ、フルフラットにならなくて体が痛かったです。
車中泊の場所は日中に決めておく方がいいとおもいます。
奄美大島には、道の駅などがないです。
トイレが近い、程よく暗いなど条件が揃うところを探すには結構手間がかかります。
海水浴場の駐車場とかがいいかもしれないですが、できれば日中に泊まれる場所の目星をつけている方がいいと思います。
自分は夜に車中泊を決めたので、場所探しに少し手間取りました。

【動画】奄美大島(2日目) - YouTube
【ウェブサイト】

【3泊目】民宿 南龍
〜集落の一員になった気分が味わえます〜

順位づけはしませんでしたが、一番印象に残っている宿泊先がこの「民宿 南龍」です。
加計呂麻島の西阿室集落という場所にある宿で、一日しか滞在していなかったですが、集落の一員になったような感覚になれる心が温まる場所でした。

環境も素晴らしかったです。
すぐ近くの港では、普通にウミガメが泳いでいました。
ウミガメは地元の方が裁いた魚の切れ端を食べにきていました。ウミガメは餌がもらえると分かっているらしいです。

西阿室ではとても綺麗な夕日が見れます。
奄美・加計呂麻の中でも有名な夕焼けスポットです。
展望台もあるのでそこから見てもいいし、港から見てもいいし、ビーチから見てもいいし、それぞれの良さがあると思います。
夕暮れ時には、地元の方が奏でる三線のメロディが聞こえてきます。
夕焼け後の星空も最高です。

集落には駄菓子屋さんのような小さい商店が1件あるだけです。飲食店もありません。素泊まりの宿なので、その店でしか食料を調達できないです。
商店には、カップラーメンくらいしか食べられるものがなかったので、ラーメンとビールだけ買い、店を出ました。
店の前では、宴会が催されていました。
集落の方々が飲んでいて「一緒にここで飲んで行け」と言われたので参加させてもらいました。
毎日、夕方から店の前で飲んでいるみたいで、その日は7人いました。
いつもに比べると少ないらしいです。
奄美地方には、関西に在住経験がある人が多いみたいでで、その場にいた人の半数も関西在住経験ありでした。
地元の話などで盛り上がり、いい経験ができました。
酒のアテまでいただき、本当にありがとうございました。
その後、宿に帰りカップラーメンでも食べて寝ようと思っていると、宿のオーナーから宿泊客の釣った魚がたくさんあるから食べていいと言われ、夕食をご一緒させてもらうことになりました。
魚を釣ってくれた方は福岡からきた30歳くらいのご夫婦の方で、とても優しくしていただきました。本当にありがとうございます。
もう一組若いカップルがいて、お話を聞いていると、なんと神戸からきた大学生とのことで。「こんなところでめっちゃ地元の人やん」とか思いました。幸せそうな二人でした。
その後、東京から来ていた男女の方も合流して「ナンコ」という奄美の伝統的な遊びで盛り上がりました。
トーナメントを行いオーナーが優勝して本気で喜んでいました。面白かったです。
自分だけお一人様で少し寂しかったですが、みなさん本当にありがとうございました。

宿全体が家族のように感じるところでした。
オーナーの人柄によるところなのかなと思いました。
決して、愛想が良くていねいなわけではないです。宿のオーナーというよりお父さんみたいな感じでした。
高級ホテルの一流の接客を受けたいと思ってる人向けではないですが、自分にとっては居心地が良かったです。

帰りのJALの飛行機でも感じたことですが、サービスって何なのかと考えさせられました。
客室乗務員の方が、一生懸命、丁寧に乗客のコーヒーの注文を聞いていることに違和感を少し感じました。
そこまでの労力を、そのような部分にかけることが、本当のサービス、おもてなし、なのかなと思いました。
それを心地いいと感じる人もいるとは思いますが、その労力を安全面に対する配慮や、不安そうにしている人、本当に困っている人の気配り等に回した方がいいんじゃないのかなとか思ったりしました。もちろんやってはいただいてますが。
LCCが普及してきて、サービス形態の選択肢は増えましたが、今後サービスということがどのようになっていくのかなと感じました。
話が逸れましたが「民宿 南龍」のオーナー本当にありがとうございました。また絶対に行きますね。



















【動画】奄美大島(3日目) - YouTube
【ウェブサイト】加計呂麻島の素泊まり民宿・南龍 | 夕日と釣り船の宿

【4泊目 】お宿 ねぷす
〜きれい、ていねい、心地いい空間〜

奄美大島の南東部にある嘉鉄集落という場所にある宿です。
宿のオーナーは、とても丁寧な方です。
綺麗好きなようで、宿の中はとても清潔で、整頓されています。
今回は素泊まりだったのですが、料理も良さそうでした。
宿の前の道を挟んですぐに海岸があります。
地元の子どもたちが遊んでいそうな海岸で、ローカル感がありました。
観光スポットはないですが、車で5分ほど走ると嘉鉄集落内の入り江がハートの形に見える展望スペースがあります。
ゆっくり過ごしたい方にはおすすめの宿です。






【動画】奄美大島(4日目) - YouTube
【ウェブサイト】奄美大島 お宿 ねぷす(旧ネプスダイブリゾート)【公式サイト】

【5泊目】名瀬港湾センター
〜「ここで泊まれるの?」って思いました〜

5泊目は車中泊を予定していました。
でも「シャワー浴びたいし、昼に買った黒糖焼酎をゆっくり飲みたいし」ということで宿を探していました。
ネットで探していましたが、いい場所が見つからずに名瀬市街を車でうろうろしていると「名瀬港湾センター 素泊まり」みたいな看板が会社のようなところの入口にかかっていました。
車を止めて恐る恐る入ってみると、受付があり少しいかつめのお兄さんが対応してくれました。
実際はとてもフレンドリーな人でした。
1泊3000円で駐車場代込みということでした。
市街中心部からは少し離れていますが、個室でこの値段はありがたいです。
元々は港湾関係の方の保養施設のような場所だったみたいですが、現在は一般向けの宿泊施設として利用されているみたいです。
めちゃくちゃ綺麗好きのような人でなければ、十分な施設だと思います。




【動画】奄美大島(5日目) - YouTube
【ウェブサイト】=格安宿泊・名瀬港湾センター=

【6泊目】ゲストハウス 奄美ロングビーチ
〜立地抜群、超アットホーム、波の音を聞きながら寝れます〜

最終日は、出発前から空港近くのゲストハウスを予約していました。
部屋から海が見えるということで楽しみでした。
オーナー、従業員の方共に、とてもフレンドリーで人柄が最高でした。
同じ日に多数の人が泊まっていましたが、ダイニングが共有のため宴会のような状態になっていました。
知らない人とご飯を食べるようなことは苦手でしたが、ここでは全然大丈夫でした。とても楽しかったです。
ビーチに行って星空を見ながら飲んだりもしました。
ちょっとしたトラブルもありましたが、貴重な経験をさせていただきました。
その日は台風の影響で関西国際空港が使えない状況で、帰る方法を探している状態でした。
今度は何も考えずにゆっくりできる状態で行ってみたいと思いました。



【動画】奄美大島(6日目) - YouTube
【ウェブサイト】渚のゲストハウス「奄美 LONG BEACH」

以上が奄美大島加計呂麻島のおすすめスポット⑶宿泊編でした。
今回の旅行では、宿に関しては寝るだけと考え期待はしていませんでした。
しかし、どの宿も心地いい時間を過ごすことができました。
一般のホテルなどでは経験できない、他の宿泊客や宿の方、地元の人との交流なども経験できるので、みなさんも一度体験されてみてはどうでしょうか。