ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

慶應通信における卒業論文の書き方⑴作成をはじめるまで

慶應通信における卒業論文の書き方

⑴作成をはじめるまで

こんにちは。
今回からは、卒業論文の作成について説明していきたいと思います。

最近はありがたいことに、多くに方にブログを読んでもらえるようになりました。
中には、いいねをつけてくれたり、読者になってくださる方までいて本当に感謝しています。
ありがとうございます。

このブログをはじめた時から、記事がすべて完成するまで、いいねとフォローはしないと決めていました。
みなさんと交流すること自体は大好きですが、このブログに関しては内容自体の評価が欲しかったからです。

いいねをすると、いいねを返してもらえるかもしれませんが、それはブログの内容に関するいいねではないものも含まれているような気がします。

このブログは今まで学習をしてきてお世話になったことへの恩返しみたいな意味ではじめました。
本当に少しでも誰かの役に立つようにと思ってつくっています。
つくりながら、少しづつでもいい記事にしていきたいです。
なので、評価も単純に記事だけの評価が欲しいと思っています。

実際は、いいねをしていただいている方のブログをみたりして楽しませてもらっているのに、自分はいいねをつけたりはしていないので本当に申し訳なく思っています。

そんな訳なのですが、みなさんのいいねは本当に励みになります。
これからも記事がいいなと思ったら、是非いいねをお願いはします。
反対に、ここはおかしいとか、質問があったりしたらコメントをもらえたらありがたいです。
よろしくお願いします。

すいません、前置きが長くなりました。

卒業論文の説明はじめます。
卒業論文作成は、間違いなく慶應通信における最大の難関と言えます。
レポート作成や科目試験など、慶應通信での学習は卒業論文を書くためにするといっても過言ではないです。

まず、テーマ選びや指導教員を探すことだけでも相当な労力を使います。
文献を集めることも費用、時間ともに相当かかります。
さらに、卒業論文は何万字という単位の文字数になるので、それを整理して、正しい順序の文章にするだけでも大変な作業です。

こんなにネガティブなことばかりいうと、やる気が失せるかもしれないですが、自分の興味があることをやっているので、基本的には楽しい学習です。

できるだけ卒業論文作成の役に立つように書いていくので、よろしくお願いします。

卒業論文完成までの流れ】

1指導登録・申込み
2文献集め・テーマ決め
3指導教員決定

4卒業論文作成
5卒業論文指導
6製本・提出
7卒業試験

卒業論文完成までの流れは1から7に進んでいきます。
ただし、1から3は並行して進むこともあり、4と5は繰り返しになります。
今回は1から3の説明になります。

1 指導登録・申込み

卒業論文指導が開始するまでには、登録と指導申込みという2段階の手続きが必要です。

卒業論文指導登録は要件を満たしことの報告のようなものです。
登録は一定の要件をクリアしないとすることはできません。
具体的には以下の要件を満たしている必要があります。

・入学後3年以上経過(普通課程の場合)
・総合教育科目の3分野科目で28単位以上
・必修外国語6単位以上
・総合教育科目合計が36単位以上
・専門教育科目7単位以上

そこそこ勉強してきた人じゃないと卒業論文作成をはじめさせてくれないということです。
登録は、テーマなどが決まっていなくても大丈夫なので、要件を満たした後にすぐにしておきましょう。

指導申込みは、論文の構想や指導教員についての目星がついてから行います。
この段階では、自分が書きたいことについて一定の下調べが終わり、方向性が決まっていることを求められます。
申込みに添付する論文構想の内容によっては申込みが不許可になる場合もあります。

指導申込みは、半年に1回で、期間も限られています。
いつでも申込みできるように、その前提としての指導登録だけは、先に済ませておきましょう。

2 テーマ決め、文献集め

・テーマ決め

⑴どうやってテーマを探すか
アンテナをはる
二つの事柄を組み合わせる

⑵どのようなテーマがふさわしいか
指導教員の存在
適度な分量
先行研究の数

⑴どうやってテーマを探すか

卒業論文の内容は自分が所属する学部、類に関連することから選ぶ必要があります。
例えば文学部の第2類ならば、歴史に関連した題材を選ぶ必要があります。

卒業論文のテーマによれば、どの領域に属するかわからないこともありますが、多少の融通はきくと思います。

個人的な意見としては、学部や類にこだわらず自分の書きたいと思うことで卒業論文を作成する方がいいと思います。
理由は、そうじゃなければ作成が辛い作業になってしまうからです。
学部変更や類変更という方法もあるので、もし専攻領域と違うテーマにしたいと思った時は大学に相談してみましょう。

・アンテナをはる
テーマを決めるためには、日常からアンテナをはって題材を探しておきましょう。
大学の学習過程や普段の読書、テレビを見ている時など、いつでも気になったことや興味をもったかことがあればメモをして卒論のネタを集めておきましょう。

・二つの事柄を組合わせる
テーマ決めのヒントではないですが、スクーリングで先生のおっしゃられた事の一つが印象に残っているので紹介しておきます。

それは、二つの事柄を組み合わせることによって、それまでにない視点での論文テーマになるという話です。

例えば「坂本龍馬」で論文を書きたいと思っているけど、論文に適した新しい題材が見つからないとします。
そのような時に「ベンチャー企業の社長」や「SNS」など何か全く違う事柄と組み合わせることによって、論文のテーマとして可能性が出てくるということです。

ある物事をさまざまな切り口から分析する。
それが、新しい論文のテーマとしてなり得るという考え方です。

その先生の話を聞いてから、興味がわく事があれば、他の関心を持っている事柄と組み合わせてみるようになりました。
そして、組み合わせが論文の内容になるかを常に考えていました。

テーマ探しは入学後早い段階からでもおこなえる作業です。
アンテナをはって題材を探し、いろいろ組み合わせて論文のテーマにならないか試してみましょう。

⑵どのようなテーマふさわしいか

どのようなテーマが卒業論文として適しているかを考えていきます。

先ほど「書きたいことを書くほうがいい」と言ったことと矛盾するかもしれませんが、テーマ選びには「書きたいこと」と「書けること」のバランスも重要です。

「書きたいこと」は文字通り、自分の興味関心によるテーマの選択です。
好きなことをテーマにするという選び方です。
これが最優先なのは間違いないです。

「書けること」は実際にそのテーマが卒業論文として完成することができるのかという観点です。

・指導教員の存在
「書けること」を考える時、まず問題となるのが、そのテーマを指導してもらえる教授がいるかということです。
卒業論文作成は指導教員の指導があってはじめて成立する学習です。
したがって、慶應に当該テーマを指導できる先生がいなければ、そのテーマを卒論にすることはできません。
慶應の先生の一覧などはホームページに掲載されているので、事前に先生の担当分野や研究内容、著書などを調べておく必要があります。

・適度な分量
次に、そのテーマが卒業論文として、書くことができる分量かという点です。
例えば「歴史とは何か」というテーマでは永遠に終わらない分量になりそうで、卒論には向いていないということです。

所属の学部などによって違うと思うのですが、だいたい2万〜4万文字くらいが分量の目安ではないでしょうか。
自分の場合は6万字を超えてしまいました。
最初は3万字くらいを予定して作成を進めていましたが、あれもこれもとなってしまいました。

先生の指示もあると思いますが、適度な分量に収まるようなテーマを考えましょう。

・先行研究の数
次に、そのテーマの先行研究がどれくらいあるのかという点です。
論文のテーマを決定する段階でも、これまでにどのような研究が行われていたのかを調べておく必要があります。

同じようなテーマの研究が、相当数ある場合は、自分の卒論においてオリジナリティーを出すことが難しいと考えられるので、テーマとしてはどうかなとなります。

逆に、そのようなテーマの研究が全くない場合は、研究に対する価値があまり感じられていないか、研究が難しいテーマかもしれません。
また、特殊すぎるので、誰もテーマとして使ってないという可能性もあります。
どちらにしても、先行研究が全くない事柄で論文を書くことはとても大変だと思います。
先行研究がないということは、全ての事柄に関して、自分が一から資料を集めて選別して、解釈を加え、整理していく必要があります。
それだけでも何年もかかる作業になるかもしれません。

過去に行われた研究に、ほんの少しだけ自分のオリジナルな部分をつけ足し、論文にするだけでも相当大変な作業になります。

卒業論文として完成させると考えた場合、先行研究があり過ぎず、なさ過ぎずのテーマを選ぶことが必要になってくると思います。

当該テーマに使えそうな参考文献の数を確認してみましょう。
利用できる参考文献が多すぎると、それを整理するだけでも大変です。
少なすぎると論文を書くことが難しいです。

文献の数がどれくらいあるかも「書けること」の目安になると言えるでしょう。

テーマ決めは本当に重要です。
指導が開始してから変更することもあります。
卒論を完成させることが目的と考えた場合には、テーマ決定に関して、ある程度の柔軟な考えを持っている方がいいかもしれません。

・文献集め
⑴どこで集めるか
図書館(大学、地域)
書店(店舗、ネット)
論文検索サービス
ウェブ上

⑵どのようにして探すか
ネットで検索
OPAC
書籍などの文献リスト

⑶どんな文献を使うか
内容
出版機関
基本書

文献集めは相当な労力が必要です。
費用がたくさんかかる場合もあります。
また、いい文献と出会える運も必要です。
ここでは、文献の集め方について説明していきます。

⑴どこで集めるか

慶應の図書館に足を運べる人は、必要と考えられる文献の多くを集めることができると思います。
しかし、地方に住んでいると、さまざまな機関や方法を使って文献を集める必要があります。
図書館、ネット上、アマゾンや楽天、論文検索サービスなどが文献収集の場として考えることができます。

まずは図書館を最大限活用しましょう。
自分は、住んでいる近辺の7つくらいの図書館を利用させていただきました。
最近はネットで予約できて、置いていない本は購入してくれる場合もあるので、まずは近所の図書館を頼ってみましょう。

図書館で見つからないか、重要と考える文献などがあれば購入すればいいと思います。

ネット上の情報は玉石混交ですが、利用できるものも存在します。
また、論文検索をできるサイトなどもあるので、そのようなサービスも利用しましょう。

文献集めで発見したことが一つあります。
それは、卒論に関する分野の博物館や記念館に行くことです。
そのような施設には専用の図書室のようなものが設けられていることがあります。
普通の図書館には無いような、専門の資料があったりします。

これは、卒論を書き終えた後に発見しました。
旅行をしているときに、卒論の内容に関連した博物館を発見して立ち寄ってみました。
そこには専用の図書館があり、探し求めていたような資料ばかりが集まっていました。
早くここにたどり着いていればと、悔しい思いをしました。
みなさんもテーマが決まれば一度、そのような施設を探してみてください。

⑵どのようにして探すか

実際に文献を検索する方法ですが、ネットで検索することからはじめてください。
グーグルやウィキペディアなどを使うとテーマに関する文献の簡単な情報は手に入ります。
検索エンジンにテーマに関するキーワードに加えて、「論文」や「研究」「本」などの語を入力して検索すると必要な情報が表示されます。

OPAC(文献専用の検索サービス)を使うとさらに効率的に文献を収集できます。

手元にテーマに関連した文献があれば、その文献の巻末にある参考文献リストを確認しましょう。
そこには、その論文や書籍が何を利用して書かれたか示されています。
文献集めには、宝の山のような存在です。
そこから、使えそうな文献を漁ってください。
見つかればどこに所蔵されているか検索してみましょう。

⑶どんな文献を使うか

文献集めの作業はとても大変です。
まず、どのような文献を集めるのかを決定する必要があります。

集めた文献が全て役立つとは限りません。
その文献に一通り目を通して使えるかどうか判断する必要があります。
題名がテーマに関連しているだけで、使える内容が全くない文献もあります。

また、文献の発行元にも注意する必要があります。
しっかりとした機関から出版されていなければ、論文に使うためには相応しくないです。
出所が分からないような情報は論文には使用できません。
有名な出版社、学会、大学から発行されていれば、信用度は高いと言えるでしょう。
自分の場合は、優れた先行研究の文献がまとまった数同じ機関から出版されていたので、助かりました。

文献がある程度集まれば、一度目を通してベースとなる2-3冊を選びましょう。
テーマに関する研究で多く使われている古典のような文献と、最新の研究に関する文献はいれておく方がいいです。
あとは読んでフィーリングがあった文献を選べばいいと思います。
そのような文献を基本書のようにして卒論をつくっていくことになると思います。

卒論指導前は、自分がいいと思う文献を集めて、そこから論文の構想を作ればいいと思います。
指導教員が決まり、実際に指導が始まれば、先生がアドバイスをしてくれたりすると思います。

3 指導教員決定

指導教員は希望できます。
受けてくれるかは分からないですが、事前に内諾をもらうようなケースもあると思います。

自分のように何のツテもなく、情報もあまり持っていない場合は、希望を書きにくいと思います。
しかし、事前に情報を手に入れて、自分のテーマをある程度見据えて、接触できるならば直接先生と話してから希望を出す方がいいのかなと今は思います。

教員に関する情報は
・ネットで調べる
・大学が販売する教員紹介の冊子を参考にする
・スクーリングなどで実際に話してみる
などの方法があると思います。

自分は希望無しでしたが、とてもいい先生を担当教員にしていただけました。
担当は、自分が所属する専門領域とは違う専攻の先生でした。
しかし、その先生は自分の構想にある卒論のテーマにあった分野の方でした。

ただ、所属している類と違うので、はじめは気になっていました。
最終的には、所属類を変更することになりましたが、テーマが専門領域と違えば、大学から連絡がくるので安心してください。

指導教員選びは、自分の場合、希望を出していないのでアドバイスはあまりできません。
ただ、希望なしでも大学がテーマに沿った教員を選んでくれると思います。
どの先生でもこちらが一生懸命取り組めば、卒業まで導いてくれると思うので、先生が決まれば信じてみましょう。

今回は、作成前の段階である登録・申込み手続きとテーマ、指導教員決定までの流れについて説明しました。

指導申込みと指導教員・テーマ決め、文献集めは並行した作業になります。
文献を集めつつ、テーマを決めていき、指導教員を探し、指導教員が決まれば、またテーマについて話し合い、文献を紹介してもらい検討する。
このようなくり返しをすることで、テーマが良いものになっていくのでは無いでしょうか。
次回は実際に作成していく段階から、完成までのプロセスについて説明していきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。