ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

論文・レポートを書くために必要な力(身につく力)

こんにちは。
今回は、論文・レポートを書くためには、どのような力が必要なのかを考えていきます。
これで勉強法に関連した記事は、一応最後として一区切りにしたいと思います。

論文・レポートを書くには、さまざまな作業が必要です。
文献を集めて、計画を練って、構成して、書いていく。
そのような過程では、多くの力が必要になります。
今回の考察から、次のような力が必要なものとして出てきました。

意味理解力、想像力、発想力、問題発見力、問題提起力、情報探索力、情報収集力、批判力、読解力、読書力、情報選別力、情報整理力、情報分析力、構想力、構成力、論理的思考力、作文力、要約力、文章力、表現力、メタ認知能力、文章的知識、手続き的知識、正確さ、集中力、計画力、コミュニケーション力、説得力、プレゼンテーション力、分野に関する知識

それぞれが重なっている部分もあると思いますが、とても多くの力が必要でした。

論文・レポートを書くために必要となる力は、論文・レポートを書いていくと鍛えられて身についていく力ということでもあります。
したがって、論文・レポートを書くと、多くの力を取得することができるともいえます。

今回は、論文・レポートの作成を次のような段階に分けて、それぞれの段階でおこなわれる作業にどのような力が必要なのかを説明していきます。

1 インプットの段階
2 インアウト、アウトインの段階
3 アウトプットの段階

インプットの段階とは、論文・レポートを書く準備として、知識を自分の中に入れていく段階です。
この段階では、まず、課題内容を把握して、テーマ、問いを設定していきます。
そして、必要な文献を集めて、それを読んで自分の中に情報、知識を取り込みます。

インアウト・アウトインの段階とは、自分の中に入れた知識を整理して、それを組合わせて論文の骨組みを設計していく段階です。
文献を読んで得た情報を咀嚼、反芻しながら、理解を深めていきます。
そして、アウトラインを作成して、それを成長させて論文の土台をつくっていく段階です。

アウトプットの段階とは、自分の研究してきたことを、他の人にもわかりやすく表現していく段階です。
アウトラインをもとに下書きをつくり、それを推敲、校正して、形を整えていきます。
この段階では、注や参考文献など決められた手続きもクリアしていきます。

このような3つの段階でおこなう作業ごとに必要な力を説明していきます。


1 インプットの段階

・課題内容の把握
(意味理解力、想像力)

論文・レポートが課題として出されている場合には、はじめに課題内容を把握する必要があります。
課題の文章を読み、意味を理解するような力が必要です。
また、出題者の意図を正しく推測出来るような想像力も必要です。

・テーマ決め、問いの設定
(発想力、問題発見力、問題提起力)

課題がなにを求めているのか理解できたら、次に論文・レポートのテーマを決めて、問いを設定します。
課題内容によってはすでに、テーマや問いが決まっている場合もあります。

ここで、まず必要な力は、よいテーマをみつける発想力です。
そこから適切な問いを設定するためには、テーマの中でなにが問題になっているのかをみつける問題発見力が必要です。
さらに、それを適切な形で問いにできる、問題提起力を必要な力として挙げることができます。

・文献集め
(情報探索力・情報収集力)

テーマが決まり、問いが設定できたら、その問いを解決するための情報が必要になります。
図書館やインターネットなどを使って、文献や情報を集めます。
関連した文献を集めるためには、自分で必要な情報を探索して、それらを収集していく力が必要です。

・文献読込
(批判力、読解力、読書力、情報選別力)

文献が集まると、次にそれらを読み込んで知識や情報として頭の中、ノート、メモ書きなどに取り込んでいく必要があります。
ここで必要となるのが、問題意識を持ちながら文献を批判的によむ力や、文章の意味を読解していく力、それらを含んだ総合的な読書力です。
また、目的を達成するために必要な知識を取捨選択して、それをメモ書きしていくような情報を選別する力も必要です。


2 インアウト、アウトインの段階

・情報整理
(情報整理力、情報分析力)

文献を読み込み、情報が集まってきたら、それを整理していきます。
収集した情報を分類していき、時間軸や論理的な組み合わせで情報を分けていけるような、情報を分析して整理していける能力が必要です。

・アウトライン作成
(構想力、構成力、論理的思考力)

情報を整理、分類できたら論文の骨組みになるアウトラインをつくっていきます。
ここで必要となるのが、集まった情報をもとに論文の全体像を描く構想力です。
また具体的にどのような順番で、どのように説明していくか考えていく構成力も必要です。
アウトラインを、筋道の通ったものにすることができる論理的な思考力も必要となります。

・アウトラインの肉付け
(作文力、要約力、批判力)

アウトラインができると、それを改善して、よりよいものにしていく肉付けのような作業が必要です。
ここで求められるのが、集めた情報をもとにアウトラインの各項目を自分の言葉にする作文力と要約力です。
また仮につくられたアウトラインをみずから批判して成長させていく、批判的な力も必要です。


3 アウトプットの段階

・下書き
(文章力、表現力)

アウトラインが成長していくと、それをもとに論文の下書きをつくっていきます。
ここで必要なのは、他人に分かりやすく、読みやすい文をつくっていける、文章力や表現力です。

・推敲、校正
(メタ認知能力、文章的知識)

下書きが完成したら、自分がつくった文章を何度も見直して、改善していく推敲をします。
推敲で必要なのは、客観的に自分の文章を読み、おかしな点を見つけるためのメタ認知的な力です。
また、文章自体のミスや語の使い方の間違えなどを直す校正もおこないます。
校正するためには、文体や語句などの国語的な知識が必要です。

・注、引用、参照、参考文献の表記
(手続き的知識)

論文として完成するためには、自分の文章が何を参考にして書いたのか、どこが他人の意見なのかなどを明示する必要があります。
「注・引用・参照・参考文献」の表記を入れることによってそれは達成されます。
そのような手続きは、決まりごとになっているので、手続き的な知識が必要です。

・序章、結論を書く
(要約力)

最後に全体をまとめて、序章部と結論部を完成させる必要があります。
ここで必要となるのが、全体の内容を過不足なく分かりやすくまとめる要約力です。

・清書
(正確さ、集中力)

レポートが完成したら、それを何かに書き写したりして清書しなければならない場合があります。
そこで必要なのが、ミスが無いように作業ができる正確さや集中力です。


最後に、論文を作成するための、全体として必要な能力として、次のような力を挙げることができました。

(計画力)
論文・レポートをつくるためには、自分で計画を立てて実行していく必要があります。
どのような手順で、どうやって文献を集め、どれくらいのスケジュールで論文を作成していくか考えて、計画を立てそれを自ら実行していく力が必要です。

(コミュニケーション力)
論文・レポートを課題として書く場合、出題者の意図を考える必要があります。
卒業論文やレポート課題は、先生に質問をするなどのやりとりをしながら完成を目指すことになります。
また、他の学生と協力して、実験やアンケートなどをすることもあります。
フィールドワークをおこなって、さまざまな人と接することもあります。
先行研究や文献を読むことも著者との対話といえます。
論文・レポートをつくることは、大なり小なり他者との交流が必要になります。
したがって、コミュニケーション力が必要不可欠といえます。

(説得力)
論文は、他人に自分の主張を納得してもらうために書きます。
その目的を達成するには証拠を集めて、それを筋道の通ったものにして文章にする必要があります。
そのような作業には、人を説得する力が必要になります。

(プレゼンテーション力)
論文を書くというプロセスは、プレゼンテーションと似ています。
まず問題点や課題を提示して、自分なりの問題解決方法(主張)を挙げて、その論拠、根拠を論理立てて説明していきます。
この過程はまさにプレゼンテーションでおこなうようなことです。
少し逆説的ですが、論文をつくるためにはプレゼンテーション力が必要といえます。

(分野の知識)
当たり前のことですが、論文・レポートの内容に関しての深い知識が必要です。


このように論文・レポートを完成させるには、さまざまな能力が必要になってきます。
このような力は、学問をする上で必要不可欠な能力です。
また、社会人になっても、このような力を活かせる場面は多いです。

論文・レポートをつくることは、その分野の知識をただ獲得するだけではなく、その過程で、勉強や仕事をするために必要な力も身につけることができます。
このような効果のある学習方法を、初等教育など早い段階から、教育の場で中心的な学習方法にしてほしいです。

これで、勉強法に関する説明は終わりにしようと思います。
現段階で自分が伝えれることは、伝え切ったと思います。
少しでも誰かの役に立っていれば嬉しいです。

基本的には慶應通信を卒業するためのサポートとして記事を書いてきました。
論文・レポートに重点を置いたのは、今回書いたように、それが重要だと考えていることが理由です。

慶應通信は入ってからが大変ですが、コツコツ努力すれば、確実に卒業に近づいていけるところです。
本の学校教育でも慶應通信のような制度を取り入れて行ってほしいです。

今までの記事のバックアップをwordでつくっていると、文字数の合計が20万字を超えていました。
卒業論文の何倍もの分量を書いてきたんだなと思いました。
本当に塵も積もればです。
記事を書いてきて自分も成長できたと思います。
でも、人に伝えるって難しいなって改めて思いました。

また何か有益な情報があったり、伝えたいことができたら記事にしたいとは思っています。
慶應通信の卒業を目指している人だけでなく、一人でも多くの人に、勉強することが楽しいと思ってもらえるよう、自分なりにこれからもできることをしたいと思います。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。